NEWS/TOPICS法律経済学科1年生防衛省を見学しました

  • 2019年9月30日

法律経済学科の1年生は、9月の前期試験終了後の特別行事として、17日(火)に防衛省見学会を実施しました。事前学習として、日中戦争、太平洋戦争、ポツダム宣言、終戦、サンフランシスコ講和条約までの流れをつかみ、日本の安全保障と防衛省の成り立ちなどを学んで、市谷の防衛省本省見学会に臨みました。

正面ゲートから入る際には一人一人名簿と身分証の入念なチェックを受け入門。各省庁の中では最大規模を誇る敷地25ヘクタール、自衛官を踏む約1万人の職員さんが勤務するという広大な施設に先ずは圧倒されました。担当官や係の方から都内最大規模のヘリポートを持つ庁舎A棟、高さ220mの通信鉄塔の庁舎B棟から庁舎F棟、儀仗(ぎじょう)広場の説明を受けた後、昭和初期には陸軍士官学校の大講堂として使われ、昭和21年(1946年)から「極東軍事裁判」の法廷としても使用された歴史的建築物として移築・復元した「市谷記念館」に入館。

1階の大講堂においてDVD上映、太平洋戦争における展示品、極東軍事裁判の写真や資料などを自由に見た後に、2階に移動、天皇陛下のご休憩所として使われた旧便殿の間についての説明を受け、旧陸軍大臣室を見学しました。

ここは後に陸上自衛隊東部方面総監室となった部屋で、1970年に作家の三島由紀夫氏が総監を人質に立てこもり割腹自殺をした「三島事件」の場所でもあり当時の刀傷がドアにまだ残っている生々しい現場でもありました。

東京裁判同様、三島事件については憲法9条および憲法96条の憲法改正など事件の背景をしっかりと事前学習をしていたおかげで係の方の説明が良く分かりました。
事前予約や人数制限などなかなか実現できない今回の防衛省見学会を通して、歴史を知ることの大切さ、日本の防衛や国際貢献について考えたり、現在勉強している「憲法」が自分たちにとっては身近な事であることを学ぶ貴重なきっかけになりました。